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2026年4月1日 05:13

Caltech研究者「量子コンピュータ、2030年までに実用化へ」

Quick Take
  • カリフォルニア工科大学(Caltech)とスタートアップのOratomicは、誤り訂正技術の進歩により、実用的な量子コンピュータが2030年までに稼働する可能性があると発表しました。
  • 新しい研究によると、量子コンピュータの実現には以前考えられていた数百万個よりも大幅に少ない、1万〜2万個の量子ビットで十分であるとされています。
  • Googleは、量子コンピュータがビットコインの暗号をわずか9分で解読できる可能性があると警告し、ポスト量子暗号への移行を推奨しています。

量子ハードウェア要件の劇的な削減

カリフォルニア工科大学と提携スタートアップのOratomicによる共同研究は、最初の機能的な量子コンピュータが今世紀末までに配備される可能性を示唆しています。現在の初期段階にある量子コンピュータに特有の「エラー」を削減することで、以前の予測よりもはるかに少ないリソースで耐性のあるシステムを構築できるといいます。これまで、量子コンピュータが適切に機能するには数百万の量子ビットが必要と考えられてきましたが、今回の理論的進歩により、1万から2万個程度で運用が可能になると予測されています。

中性原子システムと超効率的な誤り訂正

この技術革新の鍵となるのは、中性原子システムを活用した新しい誤り訂正アーキテクチャです。この手法では、光学ピンセットと呼ばれるレーザーを使用して原子を物理的に移動させ、長距離で接続します。カリフォルニア工科大学のマヌエル・エンドレス教授は、これを「超効率的な誤り訂正」と呼び、従来の方式では1つの論理量子ビットに約1,000個の物理量子ビットが必要だったのに対し、わずか5個でエンコードできると述べています。理論物理学者のジョン・プレスキル氏も、この新アーキテクチャがフォールトトレラント量子計算のリソース見積もりを劇的に削減すると強調しました。

ブロックチェーンと暗号技術への影響

量子技術の進展は、デジタル資産のセキュリティに重大な懸念を投げかけています。Googleは今週公開した論文で、量子コンピュータが本来の想定よりもはるかに少ない計算能力で、ビットコインの暗号化をわずか9分で破る可能性があると主張しました。これを受けて、Googleはブロックチェーン開発者に対し、脅威が現実となる前にポスト量子暗号(PQC)への移行を急ぐよう促しています。同社は自社のPQC移行期限を2029年に設定しており、量子技術の進歩が予想以上に近いことを警告しています。

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