2026年3月31日 20:53
Benchmark、Securitizeを「買い」判定。トークン化の核心

- Benchmark社は、Securitizeの投資判断を「買い」、目標株価を16ドルとしてカバレッジを開始しました。
- 同社は現在、米国のトークン化市場で約70%のシェアを占めています。
- Securitizeは、Cantor Equity Partners IIとの合併を経て、ティッカーシンボルSECZでナスダック(Nasdaq)に上場する予定です。
トークン化市場における戦略的ポジション
Benchmarkのアナリスト、Mark Palmer氏は、Securitizeをトークン化分野における「つるはしとシャベル(周辺インフラ)」的な存在であると評価しました。これは、特定のトークン化商品や発行体がどれだけ成功するかにかかわらず、より多くの現実資産がオンチェーンに移行することで、同社が利益を得られる立場にあることを意味します。報告書では、トークン化セクターは電子取引の導入以来、資本市場における最も「深遠な変化」の一つであり、Securitizeはその中心に位置していると述べています。
Securitizeは、機関投資家がトークン化された証券を発行、管理、取引するためのプラットフォームを提供しています。これにより、伝統的な取引所や清算機関と同様に、トークン化資産のライフサイクル全体を通じて手数料を得ることが可能です。
機関投資家との提携と市場シェア
Securitizeはすでに米国のトークン化市場の約70%を占めています。世界最大の資産運用会社であるブラックロック(BlackRock)とも協力しており、約17億ドルの米国債、翌日物レポ、現金を運用する最大規模のトークン化ファンド「BUIDL」の運営を支えています。
さらに、ニューヨーク証券取引所(NYSE)も、トークン化された株式やETFの発行・取引プラットフォームの構築においてSecuritizeと提携しました。これは、市場の24時間365日稼働やブロックチェーンベースの決済に向けた広範な動きの一環です。
規制環境と将来の展望
トークン化に対する強気な見方は、これまでブロックチェーンの導入に慎重だった伝統的な金融機関の間でも広がっています。アナリストの予測では、今後10年間で最大30兆ドルがこのセクターに流入する可能性があります。推進派は、トークン化が決済の効率化、市場アクセスの拡大、資本効率の向上をもたらすと主張しています。
規制当局もこの動きに注目しています。
- アンディ・バー(Andy Barr)下院議員は、下院金融サービス委員会の公聴会で「証券のトークン化が到来することは疑いようがない」と述べました。
- 米証券取引委員会(SEC)のヘスター・パース(Hester Peirce)委員も、トークン化を模索する企業に対し、規制当局との対話を促す前向きな姿勢を示しています。
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