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アラブ首長国連邦·規制

2026年3月31日 06:51

ドバイVARA、仮想通貨デリバティブ新規則を発表。倍率5倍に制限

ドバイVARA、仮想通貨デリバティブ新規則を発表。倍率5倍に制限
Quick Take
  • ドバイの仮想資産規制局(VARA)が、規則集のバージョン2.1を通じて仮想通貨の取引所取引デリバティブ(ETD)に関する正式なルールを導入しました。
  • 個人投資家のレバレッジは最大5倍に制限され、海外プラットフォームで見られる100倍という極めて高い水準と比較して保守的なアプローチが取られています。
  • 厳格な適合性評価、証拠金管理、および資産の分離が、これらの商品を提供する企業に義務付けられます。

規制フレームワークの拡大

ドバイの仮想資産規制局(VARA)は、「取引所サービス規則集(バージョン2.1)」を更新し、仮想通貨デリバティブに関する包括的な枠組みを公開しました。この更新により、ドバイでライセンスを持つ仮想資産サービスプロバイダー(VASP)がデリバティブ商品を提供するための要件が明確化されました。VARAのゼネラルカウンセルであるRuben Bombardi氏は、デリバティブは仮想資産市場の進化における自然なステップである一方で、より高度なガバナンス基準が求められると述べています。

個人投資家のアクセスとリスク管理

新ルールでは、個人投資家(リテール)の参加が認められていますが、投資経験、財務状況、リスク許容度を確認する「適合性評価」に合格することが条件となります。リスク抑制のため、以下の制限が設けられています:

  • 個人投資家の最大レバレッジ5:1(初期証拠金20%以上)に設定されています。
  • 特定の顧客層にとって不適切と判断される商品へのアクセスを、企業は制限しなければなりません。
  • 投資家がリスクを正しく理解できるよう、情報開示基準も強化されています。

この5倍という上限は、BinanceBybitといったオフショア取引所が提供してきた100倍以上のレバレッジと比較して非常に慎重な設計となっており、ドバイの消費者保護への姿勢を反映しています。

当局の介入権限と市場監視

VARAは、市場の混乱やシステムリスクが生じた際に介入できる強力な権限を保持しています。これには、ポジションの強制清算、証拠金の引き上げ、商品の取引停止などが含まれます。緊急時には、市場の混乱を最小限に抑えるため、事前の通知なしに即時の行動を求めることが可能です。今回の規制導入は、2024年OKXによる機関投資家向け提供や、2025年7月の個人向けパイロットプログラムなどの先行事例を経て、標準化されたルールとして結実したものです。

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