2026年3月31日 05:32
KuCoin、CFTC命令で米市場から永久追放へ

- KuCoinの運営会社であるPeken Global Limitedは、連邦裁判所の命令により、米国市場から永久に追放されました。
- 商品先物取引委員会(CFTC)は、50万ドルの民事罰金を科し、米国居住者のアクセスを無期限に禁止しました。
- この決定は、2025年1月に行われた、マネーロンダリング防止違反に伴う約2億9,700万ドルの罰金と没収を含む刑事上の有罪答弁に続くものです。
一時的撤退から無期限禁止への転換
ニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所は、KuCoinと米国規制当局との法的な争いに終止符を打つ同意命令を承認しました。この命令により、Peken Global Limitedは50万ドルの民事罰金を支払う義務が生じます。重要なのは、以前の合意では「最低2年間」の撤退とされていた期間が、今回の裁定で「無期限の禁止」に格上げされた点です。今後、同社が外国取引所として登録されない限り、米国市場への復帰は不可能となりました。
刑事および民事の連携による執行
CFTCによる今回の民事アクションは、司法省(DOJ)が主導した刑事事件の最終的な締めくくりとなります。同取引所は2025年1月、無許可の送金ビジネスを運営していたとして有罪を認めました。この刑事事件では、2億9,700万ドルの没収と罰金が課されています。今回の民事罰金が50万ドルと比較的少額にとどまったのは、司法省による刑事手続きですでに多額の経済的処罰が下されていることを考慮したためです。規制当局は、同社の協力と既に行われた没収命令を理由に、追徴金の請求は見送りました。
コンプライアンスの欠如とユーザーへの影響
調査によると、KuCoinには約150万人の登録済み米国ユーザーがおり、少なくとも1億8,450万ドルの手数料収益を上げていました。しかし、本人確認(KYC)要件が導入されたのは2023年8月になってからであり、既存のアカウントには適用されていませんでした。この不備が法執行の焦点となりました。なお、裁判所は以下の関連法人に対する残りの訴えを棄却しました。
- Mek Global Limited
- PhoenixFin PTE Ltd.
- Flashdot Limited
今回の差し止め命令により、KuCoinの米国事業は一時的な制限から永久的な閉鎖へと移行し、刑事訴追から民事的な市場追放へと続く一連の手続きが完了しました。
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