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アメリカ·規制

2026年3月30日 21:23

米上院議員、ジャスティン・サン氏の起訴取り下げとSEC幹部辞任を追及

米上院議員、ジャスティン・サン氏の起訴取り下げとSEC幹部辞任を追及
Quick Take
  • リチャード・ブルーメンソール上院議員が、SEC(証券取引委員会)のマーガレット・ライアン前執行局長の突然の辞任を巡り、調査を要求しました。
  • ライアン氏が、Tron(トロン)創設者のジャスティン・サン氏に対する起訴取り下げを巡り、SEC指導部と対立していたことが報じられています。
  • SECは先日、サン氏に対する詐欺および未登録証券販売の容疑を取り下げる一方で、Rainberry社に1,000万ドルの罰金を命じました。

指導部との対立と辞任の背景

民主党のリチャード・ブルーメンソール上院議員は、SECポール・アトキンス委員長に対し、執行局長を務めたマーガレット・ライアン氏の短期間での退任について説明を求める書簡を送付しました。ライアン氏は2025年9月に就任しましたが、翌年3月に辞任しています。ロイター通信は、ライアン氏がドナルド・トランプ大統領に近い人物に関連する詐欺容疑の追及を望んでいたものの、アトキンス氏ら共和党幹部がこれに反対したと報じています。

ブルーメンソール議員は、指導部が特定の暗号資産企業への法的執行を妨げるために介入したという疑惑があるとして、短期間での辞任は「疑問を投げかけるものだ」と指摘しました。

ジャスティン・サン氏への起訴取り下げ

対立の焦点となったのは、ジャスティン・サン氏および関連企業に対するSECの対応です。バイデン政権下でSECは、TRXおよびBTTトークンの未登録証券販売に加え、ウォッシュトレードによる価格操作、さらにリンジー・ローハン氏やジェイク・ポール氏といった著名人への不適切な宣伝報酬の支払いでサン氏を提訴していました。

しかし、トランプ政権下の3月SECサン氏、トロン財団、およびBitTorrent(現Rainberry)に対する起訴を棄却しました。これに伴い、Rainberry社は1,000万ドルの民事制裁金を支払うこととなりました。今回の決定は、BinanceCoinbaseKrakenなど、他の大手暗号資産企業に対する訴訟が相次いで取り下げられた流れを汲むものです。

政治的癒着への懸念

ブルーメンソール議員は、これらの執行決定がジャスティン・サン氏によるトランプ家関連事業への巨額投資と関係している可能性を示唆しています。サン氏は、World Liberty Financialやトランプ氏をテーマにしたミームコイン($TRUMP)に投資しており、World Liberty Financial側も数百万ドル相当のTronトークンを購入しています。

書簡の中でブルーメンソール議員は、これを「金権政治的な執行体制」の典型例であると批判し、国家安全保障と消費者保護を脅かすものだと主張しました。同議員は4月13日までに、執行部門と指導部の間の通信記録、およびトランプ家とのやり取りに関する記録を提出するよう求めています。

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