
2026年3月30日 15:09
イラン衝突でBTC採掘に影響、ロビンフッド株は16%下落

- イランでの軍事衝突を受け、世界のビットコイン・ハッシュレートが6%低下。同国は世界の採掘シェアの6〜8%を占めています。
- 予測市場が爆発的な成長を記録し、取引件数は前年同期比で2,800%以上増加しました。
- ロビンフッド(HOOD)の株価が今月16%下落し、同社は15億ドル規模の自社株買い計画を発表しました。
地政学リスクとネットワークへの影響
2月28日に米国とイスラエルがイランで開始した共同軍事作戦「オペレーション・エピック・フューリー」から1ヶ月、ビットコインのネットワーク計算能力(ハッシュレート)が約6%減少しました。イランは世界有数のマイニング拠点であり、国内の採掘活動の70%が軍関連によって運営されています。インフラへの打撃と国防優先へのシフトが、マイニング能力の低下に直結しました。
一方で、市場価格は米国債利回りの上昇による圧力を受けています。5年債利回りが9ヶ月ぶりの高水準となる4%に達したことで、投資家はリスク資産を避け、現金化を急ぐ動きを見せました。その結果、ビットコイン価格は月半ばに一時上昇したものの、最終的には月初とほぼ変わらない67,000ドル付近で引けました。
予測市場の台頭と規制の壁
市場全体が停滞する中で、PolymarketやKalshiなどの予測市場は活況を呈しました。3月の取引件数は1億9,200万件を超え、前月比で24%増加しています。しかし、この急成長は米国各州での規制問題を引き起こしています。
- アリゾナ州は、選挙への賭けを助長したとしてKalshiを刑事訴追しました。
- ネバダ州の裁判所は一時的な禁止命令を支持し、ユタ州やペンシルベニア州でも予測市場をギャンブル法下に置く法案が検討されています。
- これに対し、Kalshi側は商品先物取引委員会(CFTC)による連邦規制のみに従うべきだと主張しています。
企業動向とステイブルコインの変遷
企業セクターでは、ロビンフッドの株価が約80ドルから66ドルまで下落し、苦戦を強いられています。暗号資産取引による収益は前年比で38%減少しました。これに対処するため、同社は今後3年間で15億ドルの自社株買いを行うことを決定しました。
ステイブルコイン市場では、ユーロ建て資産のシェアが拡大しています。欧州のMiCA規制による信頼向上を背景に、非ドル建てステイブルコインの取引量の85%をユーロ建てが占めるようになりました。また、マイクロストラテジーは保有するビットコインの平均取得単価が75,669ドルで現在11%の含み損を抱えているものの、3月中に合計約4万BTCを追加購入するなど、強気の姿勢を崩していません。
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