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イーサリアム·Market

2026年3月30日 12:30

インフレと地政学リスクで暗号資産ファンドが5週ぶり流出

インフレと地政学リスクで暗号資産ファンドが5週ぶり流出
Quick Take
  • デジタル資産投資商品から先週、4億1,400万ドルの資金が流出し、5週間ぶりに純流出に転じました。
  • イーサリアム(ETH)2億2,200万ドルという最大の流出を記録した一方、XRP1,580万ドルの資金流入を見せ、対照的な動きとなりました。
  • 米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ懸念や中東情勢の緊張といったマクロ経済要因により、投資家のセンチメントはリスクオフへと傾いています。

市場の反転とマクロ経済の動向

1ヶ月にわたる継続的な成長の後、仮想通貨投資環境は警戒感へと大きくシフトしました。先週、デジタル資産商品から合計4億1,400万ドルが引き出され、5週連続で続いていた資金流入のトレンドが途絶えました。この変化の主な要因は、根強いインフレ懸念やイランを含む中東地域での緊張激化に伴うマクロ経済見通しの悪化にあります。

6月の連邦公開市場委員会(FOMC)に対する市場の期待は劇的に変化しました。以前は利下げの可能性が想定されていましたが、現在は利上げの可能性へと議論が移っています。このような厳しい金融環境が、仮想通貨のようなハイリスク資産への意欲を減退させています。

運用資産残高と個別資産のパフォーマンス

業界全体の運用資産残高(AUM)は1,290億ドルまで減少し、2月初旬の水準に戻りました。CoinSharesのリサーチ責任者であるジェームス・バタフィル氏は、この水準が2025年4月トランプ関税導入初期の市場環境におおむね匹敵すると指摘しています。

特定のデジタル資産のパフォーマンスは分かれましたが、多くはマイナスとなりました:

  • イーサリアム(ETH)2億2,200万ドルの流出で首位となり、年初来の純損失は2億7,300万ドルに達しました。これは主要な追跡資産の中で最も弱いパフォーマンスです。
  • ビットコイン(BTC)1億9,400万ドルの流出を記録しましたが、年初来では依然として9億6,400万ドルの純流入を維持しています。
  • ショート・ビットコイン商品には400万ドルの新規資金が流入しており、一部の投資家がさらなる価格下落に備えていることを示唆しています。
  • ソラナ(SOL)1,230万ドルの引き出しを記録した一方、XRP1,580万ドルの新規流入を記録し、底堅さを見せました。

仮想通貨現物ETFへの影響

冷え込んだセンチメントは、上場投資信託(ETF)セクターでも顕著に現れました。ビットコイン現物ETFは4週間にわたる成長の勢いを止め、先週は2億9,600万ドルの純流出を記録しました。これは今月初旬に22億ドルを超える流入があった好調な時期に続くものです。同様に、イーサリアム現物ETFも圧力を受け続け、2週連続で2億660万ドルの流出を記録しました。

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