
2026年3月30日 10:48
中東情勢緊迫で乱高下、BTCは6.5万ドル割れから6.74万ドルへ回復

- ビットコインは中東情勢の緊迫化を受けて一時 $65,112 まで下落しましたが、その後 $67,402 まで回復しました。
- フーシ派の参戦や、イランによるアルミ生産拠点への攻撃により、紛争の規模が拡大しています。
- 今回の価格下落は、過去5週間にわたって維持されてきた地政学的リスク下での「下値切り上げ」パターンが初めて崩れたことを示しています。
地政学的リスクの拡大と市場への影響
中東での紛争が多角化し、世界市場に直接的な打撃を与えています。イランが支援するフーシ派が参戦し、新たな戦線が開かれたほか、米軍の増派により地上作戦への懸念が強まっています。また、ウォール・ストリート・ジャーナルは、トランプ氏がイランからのウラニウム抽出を目的とした軍事作戦を検討していると報じました。
経済的なダメージはエネルギー分野に留まらず、産業用コモディティにも波及しています。イランが地域のアルミニウム生産施設2カ所を攻撃したことで、アルミ価格は最大 6% 急騰しました。北海ブレント原油も 2.5% 上昇して1バレル約 $115 となり、年初来で 90% 近い上昇を記録しています。こうしたインフレ圧力の拡大は、連邦準備制度(Fed)による利下げの時期をさらに遠のかせる要因となります。
暗号資産市場の動向
ビットコインは月曜早朝に一時 $65,112 まで下落し、2月の暴落以来の安値を付けましたが、アジア市場の開始とともに $67,402 付近まで反発しました。週足では依然としてマイナス圏にある銘柄が多い中、一部の資産は回復を見せています。
- イーサリアム(ETH)は 2% 反発し $2,044。
- ソラナ(SOL)は 0.9% 上昇し $83.48。
- XRPは 1.4% 増の $1.35。
- トロン(TRX)は1日で 2.6%、週間で 4.6% 上昇し、主要銘柄の中で際立ったパフォーマンスを見せました。
テクニカル分析と世界株安
テクニカル面では、$65,112 という水準が重要視されています。紛争が始まった 2月28日 以降、ビットコインは $64,000 から $70,596 にかけて安値を切り上げるトレンドを形成してきました。月曜日に $66,000 を割り込んだことは、数週間ぶりにサポートラインが切り下がったことを意味します。
株式市場も大きく揺れました。アジア市場では、ハイテク株の売りにより韓国のベンチマークが 3.2% 下落し、日本の日経平均株価は 3.4% 急落しました。S&P 500 先物は初期のショック後に下げ幅を縮小しましたが、原油とアルミニウムの上昇がサプライチェーンを通じたインフレを招く懸念は、依然として投資家の重石となっています。
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