カナダ
カナダ·規制

2026年3月30日 10:35

カナダ、選挙の透明性確保へ仮想通貨献金を禁止方針

カナダ、選挙の透明性確保へ仮想通貨献金を禁止方針
Quick Take
  • 法案C-25は、選挙の公正性を守るため、政党、候補者、および第三者の広告主への暗号資産による寄付を禁止することを目指しています。
  • この禁止案では、デジタル資産を郵便為替やプリペイドカードと同類とし、追跡が困難な支払い手段として分類しています。
  • 違反に対する罰則には、個人で最大25,000カナダドル、団体で最大100,000カナダドルの罰金が含まれます。

選挙の透明性強化に向けた新法案

3月26日、スティーブン・マッキノン政府下院院内総務は、「強固で自由な選挙法(Strong and Free Elections Act)」として知られる法案C-25を提出しました。この法案は、外国からの干渉や不正資金に対して脆弱であるとされる資金調達ルートを遮断することを目的としています。新規則の下では、登録政党、選挙区協会、および候補者が暗号資産の形で寄付を受け取ることが厳格に禁止されます。この動きは、外国干渉に関する公聴会や選挙管理委員会(Chief Electoral Officer)の勧告に基づいたものです。

規制方針の転換

カナダでは2019年から行政枠組みの下で暗号資産による寄付が認められてきましたが、実際にはほとんど利用されてきませんでした。主要な政党は、寄付が税控除の対象外であることなどを理由に、これらを避けてきました。ステファン・ペロー選挙管理委員長は当初、報告義務の強化を提案していましたが、2024年11月までに全面禁止を支持する立場へと転じました。主な懸念事項として、ブロックチェーン取引特有の仮名性により、寄付者の身元確認が根本的に困難であることが挙げられています。

執行と国際的な状況

法案が成立した場合、禁止された暗号資産の寄付を受け取った側は、30日以内に返却、破棄、またはレシーバー・ジェネラル(総受取官)に送金しなければなりません。行政罰金は、不当な寄付額の最大2倍に達する可能性があります。カナダのこの動きは、キア・スターマー首相が同様のモラトリアムを発表したイギリスと歩調を合わせるものです。これは、連邦選挙委員会(FEC)2014年から暗号資産の寄付を認めており、2024年の選挙サイクルで業界が1億9,000万ドル以上を費やしたアメリカとは対照的な状況となっています。

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