
2026年3月30日 09:10
ETHが2,000ドルを割り込む、需要低下で一段安のシナリオも
- イーサリアム(ETH)は2,000ドルの重要な心理的節目を割り込み、さらなる調整の可能性が示唆されています。
- 過去24時間で価格が5%下落し、1億1,100万ドルを超えるETHのロングポジションが強制清算されました。
- 機関投資家の需要は依然として弱く、現物イーサリアムETFは7日連続の純流出を記録し、合計で3億9,180万ドルが引き出されました。
市場の下落とテクニカル指標の悪化
金曜日、イーサリアムの価格推移は弱気に転じ、2,000ドルの大台を維持することに失敗しました。データによると、週初めに2,200ドルの抵抗線の突破に失敗した後、ETH/USDは1,975ドル付近で取引されています。この下落の動きにより、1億1,100万ドル以上のロングポジションの清算が引き起こされました。
この下落は構造的な弱さを背景としており、分散型取引所(DEX)の取引高減少やETH先物プレミアムの低下といった要因が回復を妨げています。
アナリストの予測とサポートライン
市場アナリストはさらなる下落を警戒しています。トレーダーのOnur氏は、ETHが抵抗線を叩き続けているものの、価格動向の裏側には複雑な弱気シナリオがあると指摘しました。アナリストのCryptoWZRD氏は、木曜日の終値が2,200ドルを下回ったことを受け、1,800ドルのサポートゾーンまで下落する可能性があると予測しています。
同様に、トレーダーのTed Pillows氏は、ETHが2,100ドルのレベルを失ったことを強調し、本格的な反発の前にさらに低いサポートを試す必要がある可能性を示唆しました。テクニカル指標は以下の通りです:
- 50日単純移動平均線である2,000ドルを下回ると、1,900ドルまで下落する可能性があります。
- 二次的なサポートレベルは1,850ドルから1,750ドルの間と予想されています。
需要の減退と機関投資家の資金流出
オンチェーン指標は、マクロ経済や地政学的な不透明感の中で投資家がリスク回避姿勢を強めていることを反映しています。Capriole Investmentsの「イーサリアム見かけの需要(Apparent Demand)」指標は3月初旬からマイナス圏にあります。3月16日には16ヶ月ぶりの低水準となる約-58,000 ETHまで落ち込み、現在は-23,475 ETHとなっています。
機関投資家の関心も冷え込んでいます。現物イーサリアムETFは一週間で計3億9,180万ドルの純流出を記録しました。さらに、先週のグローバルなイーサリアム上場投資商品(ETP)からも2,720万ドルが流出しており、機関投資家の意欲減退が鮮明になっています。
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