
ビットコイン·Market
2026年3月26日 10:44
ビットコイン採掘者の20%が赤字、ハッシュプライス低下が背景

Quick Take
- CoinSharesの報告によると、世界のビットコインマイナーの15%から20%が現在、不採算な状態にあります。
- マイナーの収益性を示す指標であるハッシュプライスは、2026年2月に1ペタハッシュあたり日次28ドルまで下落し、半減期後の最安値を記録しました。
- マイニングへの圧力が高まる中、3月20日には採掘難易度が約7.7%低下し、今年最大級の下げ幅を記録しました。
収益性の悪化とハードウェアの効率性
資産運用会社CoinSharesの2026年第1四半期レポートによれば、ビットコインマイニングの経済状況は、世界の一部のマイナーを採算ライン割れに追い込むほど厳しさを増しています。収益の鍵となるハッシュプライスは、今年初めに28ドル/PH/s/日まで落ち込み、現在は約33ドルまで回復しているものの、依然として過去5年間で最低水準にあります。
この不採算化の影響は、特に旧型のハードウェアを使用しているマイナーや、電力コストが高いマイナーに顕著です。報告書によると、中世代のハードウェアを使用している場合、電気代が1kWhあたり0.05ドル以上であれば赤字となります。一方で、最新世代の機器を導入しているマイナーは、一般的な産業用電気料金でも十分な利益を確保できています。
ネットワーク調整と市場への影響
ビットコイン価格の低迷、ネットワーク難易度の上昇、そして取引手数料の減少が、マイナーを苦境に陥れています。この影響はネットワークデータにも現れており、3月20日にはマイニング難易度が約7.7%下落しました。難易度の低下は、不採算なリグが停止したことを示唆しており、稼働を続けるマイナーにとっては計算負担が軽減されるという側面もあります。
今後の展望と価格の分岐点
CoinSharesのリサーチ責任者であるジェームス・バターフィル氏は、ビットコイン価格が年内を通じて8万ドルを下回り続けた場合、ハッシュプライスはさらに下落するか、横ばいで推移すると予測しています。同氏は、非効率なマイナーが市場から撤退することで、最終的にはハッシュレートの成長が鈍化し、収益が安定化する可能性があると指摘しています。
生き残るマイナーの条件として、以下の点が挙げられています:
- 5セント未満の低価格な電力へのアクセス。
- 最新世代の機器による構造的な効率性。
- 厳しい市場環境に耐えうる運用体制。
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