
2026年3月25日 16:13
プライバシー重視のステーブルコインPayy、600万ドルを調達

- ステーブルコイン・スタートアップの Payy が、FirstMark Capital をリード投資家として 600万ドル のシード資金を調達しました。
- 同社はゼロ知識(ZK)技術を活用し、パブリック・ブロックチェーン上でのプライバシーを確保した決済ネットワークを構築しています。
- 現在、120カ国で 10万人 以上のユーザーを抱え、年間取引高は約 1億3,000万ドル に達しています。
データベースからプライバシー決済への転換
Payy は元々 Polybase という名称の Web3 データベースプロジェクトとして設立されましたが、2023年にステーブルコイン決済へと事業をピボットしました。CEOの Sid Gandhi 氏は、ステーブルコインの最大の課題はプライバシーの欠如であると指摘しています。現在のオンチェーン決済は、銀行の明細書を公開サイトに掲載するようなものであり、これでは企業が本格的に導入することはできないと述べています。
この課題を解決するため、同社はイーサリアムの レイヤー2 ロールアップである Payy Network を開発しています。このネットワークはゼロ知識証明を使用して、送信者、受信者、取引金額などの詳細をデフォルトで非公開にします。
資金調達と市場での実績
今回のシードラウンドは、Airbnb や Shopify の初期出資者として知られる FirstMark Capital が主導し、Robot Ventures や DBA Crypto も参加しました。今回の調達により、前身の Polybase 時代の資金を含めた累計調達額は 800万ドル となりました。
主な実績と製品は以下の通りです:
- 2024年1月:セルフカストディ型ウォレットの提供開始。
- 2025年8月:Visa 加盟店で USDC を利用できる Visa カードの導入。
- 現在 12社 のデザインパートナーがテストネット上でプライバシー機能の実装を進めています。
今後の展望とロードマップ
ニューヨークを拠点とする 12名 のチームは、今後エンジニアリングや事業開発の採用を強化する予定です。収益モデルは、オンランプ手数料、ガス代、および企業向け契約で構成されています。
ロードマップとしては、来月にテストネットのローンチ、今夏にメインネットの公開を予定しています。独自のトークン発行も計画されていますが、詳細な時期は未定です。Gandhi 氏は、FirstMark との提携を通じて、世界有数のテクノロジー企業をステーブルコインのエコシステムに引き込みたいと考えています。
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