
2026年3月24日 20:22
ブラックロック「次なる仮想通貨強気相場はAIが主導」

- ブラックロックのデジタル資産部門責任者、ロビー・ミッチニック氏は、人工知能(AI)が新しいアルトコインの台頭よりも、暗号資産市場の次の成長フェーズにおいて重要な原動力になると指摘しました。
- 機関投資家は、時価総額の低いトークンへの広範な投資から、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)への集中投資へと戦略をシフトさせています。
- Hut 8、Core Scientific、Irenなどのビットコインマイナーは、インフラをAIワークロードや高性能コンピューティング(HPC)向けに転換し、収益源の多様化を図っています。
投資家による選択と集中
今週、ニューヨークで開催されたデジタル・アセット・サミットにおいて、ブラックロックの常務理事であるロビー・ミッチニック氏は、クライアントの投資行動の変化を強調しました。同氏は、多数のマイナーなトークンで構成される分散型ポートフォリオの時代が終わりつつあると述べています。ミッチニック氏は、現在流通している膨大な数のトークンの多くをナンセンス(無意味)と切り捨て、激しい入れ替わりの中で一貫した地位を保っているのはビットコインとイーサリアムのみであると指摘しました。その結果、顧客の需要は極めて限定的な資産セットに集中しています。
AIと暗号資産の共生関係
ミッチニック氏は、AIとデジタル資産が交差し、新たな技術インフラを形成するというビジョンを提示しました。同氏によれば、AIエージェントが送金や決済のためにFedwireやSWIFTといった既存の金融システムを利用する可能性は非常に低いとのことです。代わりに、彼らはコンピューターネイティブな通貨である暗号資産に依存することになります。この枠組みにおいて、AIはコンピューターネイティブなデータと知能であり、暗号資産はそれに対応する価値交換の手段として、両者の間には「自然な共生関係」が存在すると説明しました。
マイニング・インフラの変容と安定性
この変化は、業界の物理的なインフラにもすでに現れています。複数の主要なビットコインマイナーは、AI関連のワークロードにリソースを振り向けることで、収益構造の転換を進めています。
- Hut 8 (HUT)、Core Scientific (CORZ)、Iren (IREN)などは、データセンターを再構築したり、高性能コンピューティングのためのホスティング契約を締結したりしています。
- この転換は、トークンマイニングの価格変動リスクに比べ、マイナーに安定した収益をもたらします。
さらに、ミッチニック氏は、AIがもたらす技術的混乱や不確実性の中で、ビットコインが安定剤としての役割を果たす可能性があると示唆しました。急速な変化を遂げる産業界において、ビットコインは投資家にとって有力な分散投資先となり得るという考えです。
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