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2026年3月24日 05:13

採掘集中化が浮き彫りに、BTCで異例の「2ブロック再編成」

採掘集中化が浮き彫りに、BTCで異例の「2ブロック再編成」
Quick Take
  • Foundry USA が7つ連続でブロックを生成したことで、ビットコインネットワークにおいて珍しい2ブロックのチェーン再編成(リオーグ)が発生しました。
  • Foundry の圧倒的なハッシュレートによって作成された「重い」チェーンが優先された結果、AntPoolViaBTC による有効なブロックが孤立(オーファン)しました。
  • この事象は、生産コストの高騰と最近の 7.76% の採掘難易度低下を背景とした、マイニングの集中化を浮き彫りにしています。

チェーン再編成の経緯

先週月曜日の深夜、ビットコインネットワークで2ブロックにわたる「リオーグ」が発生しました。これはブロックチェーンが一時的に分岐し、その後に1つの正当なパスに統合される現象です。事の始まりはブロック高さ 941,881 で、AntPoolFoundry USA がわずか 12秒 の間隔で有効なブロックを発見したことでした。当初、ネットワークは二分され、一部のノードは AntPool のチェーンを、他のノードは Foundry のチェーンに従いました。

競争はブロック 941,882 でも続き、ViaBTC が AntPool のチェーンを延長した一方で、Foundry も自らのチェーンを延長しました。しかし、その後 Foundry USA が 941,883 から 941,886 まで4つのブロックを立て続けにマイニングしたことで、Foundry のチェーンが累積プルーフ・オブ・ワークにおいて圧倒的な差をつけました。その結果、AntPool と ViaBTC による2つのブロックは破棄され、台帳から永久に削除されました。

孤立ブロックとネットワークの安全性

2ブロックのリオーグは稀なケースですが、ビットコインのセキュリティを脅かすものではありません。ネットワークは設計通りに機能し、コンセンサスルールに従って数分以内に一時的な不一致を解消しました。孤立したブロックに含まれていたトランザクションは失われることなく、メモリプール(mempool) に戻され、その後のブロックに組み込まれます。

孤立ブロック(オーファンブロック)は、2人のマイナーがほぼ同時にブロックを発見した際に発生しますが、最終的にはより速く成長したチェーンが選ばれます。今回のケースでは、Foundry が 6ブロック連続 で発見したことで、競合するチェーンを事実上無効化しました。AntPool と ViaBTC のマイナーは、有効なブロックを生成したにもかかわらず、勝利したチェーンに残れなかったため、報酬を得ることはできませんでした。

経済的圧力とハッシュレートの集中

この出来事は、業界の縮小に伴いハッシュレートが少数のマイニングプールに集中している現状を強く示唆しています。ビットコイン価格が $70,000 付近で推移する一方で、平均的な生産コストは $88,000 と推定されており、採掘者にとって厳しい状況が続いています。

このような経済状況により、以下のような変化が起きています:

  • 採掘難易度は直近で 7.76% 下落しており、これは今年2番目に大きな下方修正です。
  • ネットワーク全体のハッシュレートは、過去最高の 1 zetahash から約 920 EH/s まで低下しました。
  • 中小規模のマイナーが撤退することで、残ったハッシュレートが Foundry USA などの巨大プールに集約され、単独のプールが連続してブロックを発見する確率や、チェーンの競合が発生する確率が高まっています。

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