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ブラジル·規制

2026年3月23日 12:03

ブラジル、議論呼ぶ仮想通貨への課税計画を延期

ブラジル、議論呼ぶ仮想通貨への課税計画を延期
Quick Take
  • ブラジルのダリオ・ドリガン財務大臣は、物議を醸している暗号資産への課税案に関する公開草案の発表を延期する見通しです。
  • IOF(金融取引税)として知られるこの課税案では、特定の取引に対して最大3.5%の税率が適用される可能性があります。
  • 850社以上を代表する主要な業界団体は、この提案が2022年仮想資産法に違反するとして強い反対を表明しています。

選挙年における戦略的延期

サンパウロ州知事選に出馬するために辞任したフェルナンド・アダジ氏の後任として、3月20日に就任したダリオ・ドリガン新財務大臣は、より慎重な姿勢を見せています。報道によると、新大臣はマイクロ経済施策に焦点を当て、選挙年における連邦議会との対立を避けることを優先しています。これにより、一部の暗号資産取引を外国為替業務として分類しようとする政令案の検討が一時中断されることになりました。

IOF課税案の詳細

この議論の焦点は、暗号資産、特にステーブルコインに関連する取引を外国為替操作として定義するかどうかにあります。適用された場合、IOFの税率は以下のように設定される可能性があります。

  • 特定の入金フローに対して0.38%
  • 海外投資目的の送金に対して1.1%
  • 海外での購入、送金、カード利用に対して最大3.5%

この動きは、ブラジル中央銀行2月にステーブルコイン活動の一部を外国為替ルールの範囲内に分類したことで加速し、財務省が課税の根拠として検討を進めていました。

業界の反発と法的論拠

ABcripto、ABFintechs、Abracam、ABToken、Zettaといった、合計850社以上を代表する団体は、共同声明でこの方針を非難しています。団体側は、ステーブルコインは法定通貨ではなく、行政命令によって外国為替商品として扱うことは憲法違反であると主張しています。また、ブラジルの2022年仮想資産法にも抵触すると指摘しており、政府は慎重な判断を迫られています。

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