
2026年3月22日 12:21
BTC、米国株との相関強まり50%急落の恐れ

- 相関性の転換: ビットコインとS&P 500指数の20週ローリング相関係数が、最近の低水準である-0.5から0.13へとプラスに転じました。
- 歴史的指標: 2018年以降、この相関係数の急激な回復は、ビットコイン価格が平均約50%下落する前兆となってきました。
- 市場の現状: 今週のビットコインは5.65%下落し約68,700ドルとなった一方、S&P 500指数は1.90%下落し、リスク資産としての同期を強めています。
株式市場との相関強化
ビットコインは今週、地政学的リスクによる上昇分をほぼ帳消しにし、米国株などのリスク資産が示す下落トレンドと再び同期し始めました。ビットコインとS&P 500 (SPX)の20週ローリング相関は0.13まで上昇しており、これはマクロ経済的な圧力がビットコイン市場に直接影響を及ぼしやすくなっていることを示唆しています。
アナリストのトニー・セベリーノ氏は、株式市場の崩壊がビットコインを巻き込む警告サインであると指摘しています。仮に過去の50%下落というパターンが繰り返された場合、価格ターゲットは34,350ドル付近になります。一部の分析では、2026年までに30,000ドルから40,000ドルまで下落する可能性も予測されています。
過去のパターンとブルトラップ
2020年や2022年の事例では、相関性の高まりの数ヶ月後にビットコインの下落が発生しました。これらは「ブルトラップ(強気派の罠)」と呼ばれ、SPXの相関上昇に伴って一時的に反発した後、それまでの上昇分を失う急落に見舞われました。現在のマクロ環境も、以下の要因から弱気の見方を裏付けています。
- インフレを助長する原油価格の高騰。
- 米連邦準備制度(FRB)による利下げ期待の後退。
- 市場全体の不透明感に伴うリスク回避姿勢。
機関投資家の蓄積停止
株式市場との相関性が高まる中、企業によるビットコインの買い増しにも停滞が見られます。大手ビットコイン保有企業であるマイクロストラテジー(MSTR)は、今週新たな購入を発表していません。直近の取得は3月16日で、15.7億ドル相当の22,337 BTCを追加したのが最後です。
現在、同社は計761,068 BTCを保有しています。直近の買い増し期間中、ビットコインは10.50%上昇し米国株をアウトパフォームしましたが、今週のように新たな買い支えがない状況では、株式市場の売り圧力にさらされやすくなっています。
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